COLUMN コラム

Prologue

2019.06.22 | 

皆様初めまして
INFINITE SEEDS MAKERS 株式会社
代表取締役 杉山貞圭と申します。

平素は弊社製品をご愛用いただき、誠にありがとうございます。

ismコラム第一回と言うことで、私が担当させていただきます。今回は「私の簡単な経歴と弊社の成り立ちと今」をお話しできればと

私が釣りを始めたのは、かれこれ40年ほど昔の小学生の頃。
父親に連れられて、あらゆる釣り、あらゆる釣り場に連れて行かれるようになったのをきっかけに、バスフィッシングを始めたのが小学校4年生の時ですからほんと随分長く釣りをしてきたなぁと(笑)

当時はバスに関する情報も少なく、ルアーの知識も何もチンプンカンプン、唯一の情報源が学研から発売されていた”少年釣りトップ”でした。
来る日も来る日も同書を読み漁り、やっとの思いで初めて釣ったバスは大阪の淀川で、ゲーリーのスーパーグラブ。(ちなみに私、ゲーリー・ヤマモト氏とは同じ誕生日です。笑)
感動したどころの話ではなく(笑)すっかりバスフィッシングの虜に。

学生時代は部活動、バンド活動も忙しく、中々釣りに行けずでしたが一時より、ルアービルディングにハマり、バルサを削ってはセルロースにドブ漬けし、アルミ箔貼って、みたいな事を繰り返す日々。

その後、ロッドを組み上げることが趣味になり、大阪の某ショップでブランクを買ってきては、ガイドをくるくるラッピングしていました。

そんな私が、ルアーメーカーを立ち上げるきっかけとなったのがとある人物との出会い。職業として広告、サイン、ラッピング業を生業としていたところ、バスボートのラッピングを機に、趣味である釣りの世界と大きく関わることになり、とある若手バスプロにとても懐かれるように(笑)

誰もが知るバスプロ ”市村直之”彼からの「新しいブランドを立ち上げたい」の言葉から一念発起し会社を設立することになりました。

市村直之の思いを受けスタートしたメーカーではありますが設立当初から、私が彼に言っていた事は「誰か一個人のための会社ならやらない。関わる人全て、使ってくれるユーザー全てのためにあるルアーメーカーじゃないとやる意味がない。最初こそ市村直之を看板としてスタートはするけど、早いうちにシフトする会社運営をしていく。じゃなければ、会社としていずれ立ち行かなくなる。」でした。

私自身が考えるルアーメーカーとしての理想形、経営理念を貫くためとはいえ、いわゆるトッププロに言うセリフとしては、我ながら超厳しい事を言ったもんだなと(笑)

社名には私個人のこだわりと願いから、アングラーに無限の収穫をもたらす種(タックル)を生み出す者達、そして使用者が自身のイズムを見いだせるタックルを提供したいと言う思いをこめINFINITE SEEDS MAKERS 株式会社 略称 ism が生まれました。

ロッド開発においては、明確な意図、明確な狙い、何故このロッドなのか、がしっかりと伝えられるロッドを生み出す事をコンンセプトに、ルアー開発においては、在り来たりのものは作らない、例え元来より存在するジャンルのルアーであってもしっかりとした違いのあるモノを作るをコンセプトに、特にルアー関しては、発案したものを形にし、求めたアクションを生み出すためのプロデューサー、アレンジャーとしてSkillfulの岡本巧氏を迎え入れ、現在の体制に至りました。

とまぁ、若干堅苦しいお話しになってしまいましたが、これからも、アングラーに無限の釣果をもたらすタックル、ルアー作りを続け、ご使用いただいた皆様に笑顔をもたらし、ご満足いただけるアイテムを提供できるよう邁進してまいりますので、今後とも弊社並びに弊社製品を、よろしくお願い致します。

AUTHOR

杉山貞圭

幼少よりソルトウォーター、フレッシュウォーター問わず釣りを嗜むマルチアングラー。趣味の音楽では、HR/HMをこよなく愛し、バンド内ではヴォーカル/ ギターを務める。バスボートラッピングにおいては世界一の施工艇数を誇る日本の第一人者である。

ism内では、ロッド・ルアーのデザイン、設計、開発、他、広告制作、パッケージデザインなど、全てのデザイン企画開発に携わるマルチデザイナーにして代表取締役を務める。